「推し」とさらにつながるには。指導対局で手ほどきを受け、「棋」のコミュニケーションを図りましょう。多くの棋士はホスピタリティに長けています。総じて女性には優しく、きっと神業の如く緩めてくれるでしょう。

希望する手合いを自由に選ぶことができます。初段を目指す人には(8枚や6枚落ちよりも)4枚か2枚落ちがお勧め。大まかな定跡は当レッスンでお教えします。

△6二銀▲7六歩△5四歩▲4六歩△5三銀▲4五歩まで進めば、(この人は勉強しているな)と認められ、その後の進行もスムーズでしょう。ポカや悪手は棋士がそっと指摘してくれる。もちろん指し直して構いません。

慣れるまでは大変でしょうが、ぜひとも棋譜取りを。手書きもよし、スマートフォンの対局ソフト(「ぴよ将棋」など)を使うのも好手かと。感想戦のアドバイスやそのときに感じたことなどもメモに残しておきましょう。

先日私も初めて受けた頃の棋譜を並べてみました。昔の自分と会ったような、懐かしい気持ちになりました。

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(コロナのことはさておき…)

「推し」についての興味を深めるために、いざイベントへ出掛けましょう。デパートなどで数日にわたって開かれる「将棋まつり」は、近年めっきり少なくなりました。一方で、棋士やそのグループが主催する中小規模のイベントが数多く催されています。

トークショーやサイン会、懇親会など、初級者でも気軽に参加できるように工夫されている。棋士とファンとの距離は極めて近い。「会いに行ける棋士」。どこぞの地下アイドルみたいですね(笑)。

タイトル戦などの大きな対局では、大盤解説会が行われます。会場で生の解説を見聞きするのも一興でしょう。SNS用の写真撮影はほどほどに、棋譜を取り、ふとしたこぼれ話や上達に役立つヒントなどをメモしておけば、後で読み返したとき、新たな気づきにつながるかもしれません。

推しに会い、その人柄に触れる。現地で同好の士とつながる。その他思い掛けないさまざまな体験ができるのも、「ライブ」ならではの楽しさでしょう。

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最も基本的な手筋、それはごひいきの棋士を見つけることでしょうか。今時は「推し」と言うのかな。

私はスポーツ観戦(但しジャンルはかなり偏っている)を趣味の一つとしていますが、推しを作るととても捗るんですね。一方で最近の音楽はまるで聴かなくなった。推す気が起きないんです。なんとか48とか、かんとか坂とか、どれもこれも皆、同じ顔をした同じ群舞にしか見えません(笑)。

閑話休題。将棋も「推し」を応援することで、かなりのめり込めるのではないでしょうか。(こじらせて「沼にハマる」ことも)。今は「観る将」のコンテンツも充実しています。対局結果に一喜一憂するもよし、棋譜をコレクションして並べるもよし。このとき、推しの得意戦法と自分が指したい戦法が同じなら理想的かと。学ぶはまねぶ、ですからね。

ちなみに当レッスンの受講者さんたちの推しは、佐々木勇気さん、山崎さん、藤井聡太さん……。将棋でまねをするのは大変でしょうか。

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当レッスンも開講から3年経ちました。石の上にも3年。今年はどうか温もりにあずかれますように(笑)。

「上達すると、将棋はもっと楽しい」
「初段になると、将棋の本当の楽しさが分かる」

今年のコラムは、これらをテーマに、私の経験や受講者さんの例も交えて綴ってみたいと思います。

まず一つには、将棋中継を身近に楽しむことができます。テレビやインターネットで中継される棋戦の内容が分かるようになる。初めのうちはちんぷんかんぷんだった将棋用語(符号や将棋特有の専門用語など)が、少しずつ耳に入ってくるようになる。新聞や雑誌、ネットの記事を読むことにも慣れてくる。語学に例えるなら、「将棋語」の理解が深まるとでも言うのでしょうか。

俗に「習うより慣れよ」。でもこれって意外と大変なんですよね。私も囲碁については未だにルールすら知りませんから。やはり一定の興味が湧かない限りは、続けることさえ難しい。何らかのトリガー(きっかけ)が必要かと。続きを次回。

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指し手にその人らしさが表れる。一局の将棋を指すことは、小さな人生を生きることに似ている。将棋の奥行きや広がりには、人間の営みと相通ずるものを感じます。

目的は目の前の戦いに勝利すること。その過程として、小さな人生を自ら設計し、局面を正しく判断し、勇気を持って決断し、個性や創造性を表現していくのでしょう。

小さな自己実現を重ね、勝ったときの喜びは格別です。負けを悟ったときは、おのが不明を認め、頭を下げるまで。命まで取られることはありません。

勝ち負けがはっきりとした、厳しさをともなうゲーム。勝負の神様はときに気まぐれです。まあ二人で指せば、どちらかが勝ってどちらかが負けるもの。「負けたってええやないの、相手の人が喜んでくれてはる」(内藤國雄九段。母上に慰められた言葉とか)

どうせ一度きりの人生。夢と誇りを胸に、自由に思うがままに生きていきたいものです。人生も、そして将棋も(笑)。

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