あなたは対局中、誰と戦っているのか。目の前の相手に決まっているだろう。本当にそうでしょうか。

あなたが3級だとして、3級の相手と指しているとする。まあいい勝負でしょう。次に初段の人と指すとしたら。なかなか厳しい手が返ってきます。このとき、あなたが指した手に違いはあったか。どちらもあなたなりの読みで指し手を進めたはずです。

つまりあなたはあなたと指している。あなた自身と戦っているのです。あなたの予測より優れた手を指されるから、あなたは負ける。予測より劣った手が続けば、あなたが勝つ。たとえ羽生さんと対局するとしても、あなたが「あなたの読み筋としての相手(=あなた自身)」と戦うことに変わりはないのです。

その羽生さんは、終局後「どの辺りで勝ちを意識されましたか」と問われると、「最後の詰みが見えたとき」などと、最終盤まで難しかったと答えることが多い。強い人ほど楽観しない。疑い深い。きっと頭の中で「羽生対羽生」が戦っているからでしょう。

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